2010年03月08日

なぜ避難しなかったのか?

ためしてガッテン2009年08月26日放送地震!台風!集中豪雨 災害で死なない新技術

 「過去幾度となく、大地震・大津波に見舞われてきた東北・三陸海岸の複数の町を取材。そこで浮き彫りになったのは、意外な事実!!危険を告げるテレビの速報や自治体による避難勧告等の防災情報に接した地域の住民が、その呼びかけに応じて避難などの安全行動をとることは実はほとんどないのです。」

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 2006年11月15日、「千島列島沖でマグニチュード7.9の地震が発生。東北地方の太平洋側を津波が襲う危険がありました。岩手県の釜石市は、海岸付近の住民に対して「避難指示」を発令!(※避難勧告よりも強く避難を促すもの)」

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naze04.jpg 「ところが、実際に逃げた住民はたった9%の世帯にとどまりました。」

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 「その理由は、津波注意報の場合は、予想される波の高さは50センチ程度ということだったから」

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 「しかし、実験によると、50センチの波でも、足をすくわれたと思ったらあっという間に流されました」と危険性を訴えています。
 確かに、津波が来ると分かっているのに海に入っていれば危険でしょう。
 津波到達予想時刻に海岸でサーフィンをするのは自殺行為です。(2010年3月1日01時51分読売新聞より)
 しかし、津波到達予想時刻には自宅にいて警戒しているのが普通です。それでも危険なのでしょうか。
 四日市市防災情報によると、「津波の高さが1mを超えると、木造家屋は部分破壊を起こします。2mを超えると全面破壊です。石造家屋でも津波の高さが8mを超えると、また鉄筋コンクリート建物でも16mを超えると全面破壊をおこします。」ということです。
 一方、気象庁の説明によると、「津波注意報:津波の有無及び程度について一般の注意を喚起するために行う予報。備考:高いところで0.5m程度の津波が予想される場合に、該当する津波予報区に対して発表する。津波が原因で、海岸付近の低い土地に浸水することにより災害が起こるおそれのある場合は、浸水注意報を津波注意報として行う。」とあります。
 以上を前提とするなら、津波注意報の段階ならば、自宅に待機して警戒するという選択はありえるのであり、「ところが、実際に逃げた住民はたった9%の世帯にとどまりました。」というのは、さほど驚くほどの数値ではないように思われます。
 むしろ、「『津波警報で避難勧告』『大津波警報で避難指示』という基準を設けていた自治体が多い。」(2010年3月1日01時51分読売新聞より) という現状からは、津波注意報で避難指示を出したというのは、やや過剰な対応ではなかったかと言う気がします。
 もっとも、今回のように大津波警報(高いところで3m程度以上の津波が予想される)が出た場合には、平地にある木造家屋なら 自宅にいても、必ずしも安心とはいえないので、避難したほうがよい場合もあるでしょう。もちろん、地形からいって全く危険のない場合もあるかもしれませんが……。
 その意味では、「36市町村の34万人のうち、行政が実際に避難所などで確認できたのは、6・2%にあたる2万1000人。」というのは、「自宅にとどまった人のほかに、日曜日ということもあって、買い物やレジャーなどで沿岸部を離れた人も少なくないとみられている。」(2010年3月1日01時51分読売新聞より)としても、やや少ないかなとは思います。
posted by maro at 01:16| Comment(0) | ためしてガッテン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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