2010年03月08日

たき火は禁止?

トコトンハテナ平成21年12月13日放送分 「たき火ができない?」

takibi02.jpg 「野外でゴミなどの廃棄物を燃やすことはダイオキシンを発生させるとして10年ほど前から全国で禁止されているそうです。ではたき火はできないんでしょうか?色々聞いてみると実は例外もあるようです。」
takibi02.jpg 東京23区では、杉並・渋谷区だけが禁止している。ただ、たき火禁止が明文で規定されているわけではなく、禁止されている「廃棄物」に含まれるからという。(ただし、後述するように、この解釈には無理があるようだ。) 
takibi02.jpg たき火が見られなくなったのには、ダイオキシン類対策特別措置法(平成十一年七月十六日法律第百五号)が大きく影響しているという。(ただし、この法律は国・地方公共団体・事業所の義務を定めたもので直接国民を規制するものではない)
takibi02.jpg この法律により、公共団体のごみ焼却場ばかりでなく、事業所の小型焼却炉もダイオキシン排出が厳しく規制され、ダイオキシン排出量は激減した。
takibi02.jpg しかし、そればかりでなく、今や野外でやたら火を燃やさないというルールとして定着し、それによって多くの人が「たき火もダメ」と思うようになったのかも知れない、という。 
takibi02.jpg高橋英樹さん「落ち葉からダイオキシンてどれくらい出るんでしょう」
関根秀樹さん「ほんのわずかですよね。人間は200万年ぐらい前からずっとたき火を続けてきているが、それで害があったという話は聞きませんね。90年くらいから、アウトドアライフをやっている人たちからも、たき火をやると、地面のバクテリアが死ぬからよくないという話も出てきました。」
高橋さん「環境優先というのは分かるけど、そのためには他にやることがいっぱいあるでしょうね。」
関根さん「環境のためなら、死んでもいいという人がいるんですよね」
 高橋さん、爆笑。
 (関根秀樹さんは2010/2/14放送の
トーキングウィズ松尾堂「火を語る」に出演して、火の魅力について熱く語っておられました) 

 野外での焼却は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律により規制されているようです。
 「焼却設備を使用せず廃棄物を焼却する野外焼却は,廃棄物の処理及び清掃に関する法律(以下「法」という。)により庭先でのたき火,キャンプファイヤー,農業者が行う稲わら等の焼却など一部の例外を除き禁止されています。」という(
仙台市のホームページから)
(焼却禁止)第16条の2 何人も、次に掲げる方法による場合を除き、廃棄物を焼却してはならない。
1.一般廃棄物処理基準、特別管理一般廃棄物処理基準、産業廃棄物処理基準又は特別管理産業廃棄物処理基準に従つて行う廃棄物の焼却
2.他の法令又はこれに基づく処分により行う廃棄物の焼却
3.公益上若しくは社会の慣習上やむを得ない廃棄物の焼却又は周辺地域の生活環境に与える影響が軽微である廃棄物の焼却として政令で定めるもの
法施行令第14条(焼却禁止の例外となる廃棄物の焼却)
1  国又は地方公共団体がその施設の管理を行うために必要な廃棄物の焼却
2  震災,風水害,火災,凍霜害その他の災害の予防,応急対策又は復旧のために必要な廃棄物の焼却
3  風俗慣習上又は宗教上の行事を行うために必要な廃棄物の焼却
4  農業,林業又は漁業を営むためにやむを得ないものとして行われる廃棄物の焼却(稲わら・枝条等の焼却)
5  たき火その他日常生活を営む上で通常行われる廃棄物の焼却であって軽微なもの(たき火・キャンプファイヤー等)

 以上のように、政令に、たき火が、禁止される「廃棄物の焼却」に含まれないことが明記されている以上、前述の杉並・渋谷区の解釈(番組で紹介されているとおりだとするなら)は成り立たないと思われます。
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posted by maro at 01:08| Comment(1) | トコトンハテナ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ネットへの書き込みで「廃棄物の野外焼却、いわゆる野焼きが一部の例外を除き禁止となりました」と書かれているのを拝見しますが、これは厳密には正しくない文章です。

野外焼却と野焼きとは全く別のものです。野焼きは日本伝統の河川敷などで行われてきた枯れた野原を焼くことです。野外焼却の略語ではありません。

なぜこのような間違った認識が広がったのか、それは全国の都道府県および市町村のホームページをご覧になるとわかります。ここにこのような間違った文章が載っているからです。

これらの文章は国の法律および自治体の条令を正確に表現してはいません。みなさんでご自分の自治体の条例と比較してみれば間違いがすぐわかると思います。なぜホームページが間違っているのかは分かりません。

自治体が、野外焼却の禁止をうたっているのは主に産業廃棄物などの不法な焼却が後を絶たないからなのです。

国の法律はもちろん、ほとんどの市町村でも、善良な市民が昔からの木の葉などのたき火を楽しむことは禁止されていません。たき火は個人の基的人権のひとつでもあるからです。

全国のたき火を楽しまれている市民のみなさん、お住まいの自治体のホームページではなく、条例をよく読まれることをお勧めします。
Posted by kimura at 2013年10月13日 20:51
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