2010年03月28日

虫歯は削らなくちゃダメ?(3)

2008年08月27日放送「ためしてガッテン」常識逆転!自宅で虫歯を治す法http://cgi2.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20080827
2008年11月05日放送「ためしてガッテン」?にお答えします 〜目・むし歯〜http://cgi2.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20081105

 ある患者のむし歯の写真(左)を、無作為に選んだ10人の歯医者さんに見せると、5人は「削る」、5人は「すぐには削らない」。意見は真っ二つにわかれた。実はこの写真(左)は、5年前にある歯医者さんが削らないと治療方針を決めたむし歯のものだった。現在の状態(右)と比較すると、むし歯はほとんど進行していない。結果的には、「削らない」が正解だったことになる。 (もちろん、これは結果論であって、類似したケースでは異なった結果になったかもしれません。ただ、患者としては、再石灰化という素晴らしい能力のある生きた歯はなるべく削らないで欲しいですね。それにしても、NHKさんやりますね。……筆者コメント。なお、今回は、引用としては異例ですが、吹き出しの部分を合成するため、オリジナルの画像に加工を施しています)

歯科医A 削る 

歯科医B 削る 

歯科医C 削る 

歯科医D すぐには削らない 

歯科医E すぐには削らない 

歯科医F すぐには削らない (「抗生物質つけてプラスチックで密閉する」というのは、3Mix-MP法ですかね……筆者コメント)

歯科医G 削る 

歯科医H 削る 

歯科医I すぐには削らない 

歯科医J すぐには削らない
 

 田上順次さん(東京医科歯科大学歯学部長)は、「(番組で紹介した)症例を見て頂いても分かるように、進行しないようにすることはできます。昔なら削って治療するのが普通でした。しかし今は、状態を見ただけで、削る削らないと決めることはできない、そういう風に、(学生たちに)教えています。」と話す。そして、その判断は、患者の“性格による”とも言えるという。すなわち、歯が磨けているかどうか、他の歯はどうか、間食は多いか、通院してくれるかどうか、などによるという。
 さらに、「唾液の量と質」について調べることも大事だという。唾液の量は、加齢にによってではなく、主に服用する薬によって減少すると、現在ではいわれているそうだ。唾液の質(酸の中和能力など)はホルモンバランスによっても影響を受けるという。ただ、唾液の検査は保険適用されてないそうだ。
 二次う蝕の危険性、ラバーダム防湿やう蝕検知液の有効性、コンポジットレジンの性能など、歯科治療の問題は、さまざまあるようなので、次回にまとめて紹介したいと思います。
posted by maro at 17:15| Comment(0) | ためしてガッテン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月27日

虫歯は削らなくちゃダメ?(2)

2008年08月27日放送「ためしてガッテン」常識逆転!自宅で虫歯を治す法http://cgi2.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20080827
2008年11月05日放送「ためしてガッテン」?にお答えします 〜目・むし歯〜http://cgi2.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20081105


 虫歯菌が食べかすを分解して出す酸が、歯を溶かすのが虫歯のメカニズムならば、酸性の飲食物によっても同じ現象が起きることになる。そのような虫歯を「酸蝕歯(さんしょくし)」だと言いう。酢をウシの歯の表面に垂らして観察すると、1時間後には、歯の表面のエナメル質が溶けて内部の組織が見えた。

 市販されている110種類の飲み物の酸性度(pH)を調べたところ、栄養ドリンクは2.5、スポーツドリンクは3.8、ビールは4.6、ワインは3.3。なんと、今回調べた飲み物のほとんどが酸性だった。アルカリ性の牛乳にも乳糖が含まれているため、それが虫歯の原因になる。結局、大丈夫なのは、水、お茶、無糖コーヒーぐらいということになる。(寝酒は禁物でしょうね)。

 ただ、唾液は酸を中和する能力もある。歯にセンサーをつけて、ジュースを口に含んで見ると、口の中は一気に酸性となる。しかし、唾液の力で、奥歯は数秒で中性に戻る。しかし、前歯の部分は、なかなか元に戻らない。

 そこで、唾液を十分に口の中に行き渡らせると、前歯の部分も危険領域を脱するようになる。唾液腺は、下あごの奥にもある。指でその部分を押してみると、唾液が分泌されるのが分かる。(寝酒をしても、下あごの奥を指で揉んで、たっぷり唾液を貯めて、口の中に行き渡らせると、効果があるかも知れませんね)

 2008年08月27日放送「ためしてガッテン常識逆転!自宅で虫歯を治す法」では、「虫歯は削らなくてよい」という歯医者さんが登場して話題となりました。

 番組ホームページでも、紹介されていますが。次回は、その詳細を紹介します。
posted by maro at 14:30| Comment(0) | ためしてガッテン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月26日

虫歯は削らなくちゃダメ?(1)

2008年08月27日放送「ためしてガッテン」常識逆転!自宅で虫歯を治す法http://cgi2.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20080827
2008年11月05日放送「ためしてガッテン」?にお答えします 〜目・むし歯〜http://cgi2.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20081105


 隠れ虫歯の部分は、周りの部分よりも白く見えるため「ホワイトスポット」と呼ばれる。中をくりぬいて光を当てると、中が空洞になっているのが分かる。虫歯は歯の表面ではなく、中にできるのだ。隠れ虫歯が白く見える理由は、氷の中に気泡があると白く見えるのと同じで、本来は半透明のエナメル質の中に小さな穴がたくさんできていたからだ。

 歯の表面のエナメル質は、小さな“柱”が集まった構造をしている。この柱と柱のスキマから、細菌が出す酸がしみこみ、中が先に溶けていく。

 こうしてまず内部にスカスカ状態の部分が広がり、その後、何かのきっかけで表面が崩れ落ちて、いわゆる「虫歯の穴」ができる。しかし、表面が崩落する前の「隠れ虫歯」は、治すことができる。

 隠れ虫歯を治すのは「だ液」のパワー。カルシウムが溶け出してしまった歯に、「だ液」がカルシウムを供給して元に戻すのだ。この現象は「再石灰化」と呼ばれる。

 食事の後の30分間は、虫歯菌が酸を作り出すため、「歯が溶ける」時間帯(赤い部分)。その後、だ液が酸を中和して、「歯を治す」時間(青い部分)が始まる。わたしたちは毎日、食事のたびに、歯を溶かし続けている。しかし同時に「だ液」が歯を治し続けている。しかし、頻繁に間食を続けると、修復の余裕がなくなる。たとえ、ジュース一杯でも、確実に歯が溶かされていく。
 ?十年生きてきて、この番組で、初めて「再石灰化」という言葉を知りました。そして、虫歯のメカニズムが分かりました。それ以来、間食をぴたりと止めました。今残っている歯を墓場まで持って行きたいですから……
 次回は、良い歯医者さんの見分け方の話です。
posted by maro at 22:58| Comment(0) | ためしてガッテン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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